VR.RAIDEN:操作マニュアル:レッスン3:CPU攻略編

 ライデンの強さは、全VRの中でもテムジン・ドルカスに続いて上位にランクインすると思われる。従って、CPU戦の攻略も楽な方だと思うので、そんなに複雑な攻略は必要ない。3面クリアできるだけの実力があればワンコインクリアも楽勝なので、トライしてみよう。尚、攻略は1本先取、90秒設定の筐体でのプレイを対象としている。
 ちなみに、しゃがみ攻撃、ダッシュキャンセル、ジャンプキャンセル等の動きはマスターしているものとして文章を進めるので、そのつもりで読んでほしい。
 また、特に記述のない場合、ライデンは通常移動しながら単発でバズーカを撃っていると、良い牽制となる。対人戦でも大事だが、牽制しつつ、敵を画面内から出さないように(ロックオンをはずさないように)移動できる練習もしておくとより効果的である。

・ステージ1:テムジン(フラッディドシティ)

 基本的な練習面だ。相手のテムジンは、積極的な攻撃をほとんど行なってこないし、こちらの攻撃をよけることも少ないので敗けることはほとんどないだろう。練習相手と思ってくれて全く差し支えない。テムジンとは適度に遊んであげながら、操作方法のおさらいをしておくもよし、接近戦の練習相手とするもよし。ただ、先程も触れたように、相手はほとんど攻撃してこないので、敵のダッシュ攻撃後のスキをつく練習などはあまり出来ない。
 ただ、あまり時間をかけてしまったためにタイムペナルティで中ボス「ヤガランテ」を出現させてしまうのがイヤな人は、さっさと倒してしまうこと。オープニングでいきなりレーザーを撃てば、まず当たる。あとは、前ダッシュバズーカのみ、13秒もあれば楽勝である。片手で勝てる相手。

・ステージ2:バイパーU(エアポート)

 この面も練習面と思ってくれて可。お互いに建物の上に乗っている状態からスタートする。まず、バイパーUは、開幕でたいていジャンプする。それに合わせてジャンプレーザーがヒットする場合もあるのでやってみるもよし。あとは、墜落したバイパーUに近寄り、ビームサーベルを誘発しておいてカウンターでショルダータックルすれば終わり。
 基本的にバイパーUもテムジン同様、あまり動かないので前ダッシュバズーカか横ダッシュレーザーの恰好の的である。装甲も薄いので簡単に倒せるはずである。
 たまに、避けジャンプからジャンプ攻撃をするアルゴになる場合もある。敵との距離が250メートル以内でロックオンしているなら、しゃがみバズーカで落としてあげよう(しゃがみバズーカは通常時でも有効)。着地直後の硬直を狙う場合、バイパーUの滞空時間を考慮して、ダッシュ攻撃は少し遅目にトリガーを引くこと。

・ステージ3:ドルカス(ウォーターフロント)

 この面から敵の攻撃が激しくなるので、3面は初心者キラーであると一般にいわれている。しかし、実際のところドルカスはスキの多い攻撃しか仕掛けてこないので、慣れてしまえば敵でも何でもない。
 開幕は、こちらのいきなりレーザーがヒットする場合もあるが、安全策を取るなら斜め前ダッシュバズーカをお薦めする。ドルカスの攻撃でいやらしいのは広範囲に爆発するファランクスと、誘導性の高いハンマーである。基本的にファランクスはジャンプで、ハンマーはダッシュでかわすこと。対戦でも有効な、ファランクスからハンマーへの連携は、ジャンプからジャンプキャンセルでかわせる。
 とはいってもドルカスの攻撃は、基本的にファイアーボールが主である。ほっておけば、絶対にダッシュファイアーボールかジャンプファイアーボールを撃ってくる。どちらの状況でも、すぐに相手の移動方向に合わせて横ダッシュレーザーを撃つこと。前者ならダッシュ後の硬直に、後者は空中の頂点で必ずレーザーがヒットする。
 レーザーのチャージが間に合わない場合は、前ダッシュバズーカで代用しても良い。また、前ダッシュバズーカが遅れた場合など、ドルカスはこれを必ずジャンプでかわす。この場合は、少し遅目に横ダッシュレーザーを撃てば、2発目のレーザーが着地ぎわにヒットする。飛ばして落とす戦法も役に立つぞ。
 もちろん、前ダッシュバズーカなどでジャンプ攻撃を誘っておいてドルカスの着地を待ち、立ちレーザーをかましてもいい。その場合、レーザーを発射する位置の微調整は、旋回ではなく横移動で。

・ステージ4:ベルグドル(グリーンヒル)

 地形が少々特殊なためか、グリーンヒルが苦手な初心者も多いらしい(中央の丘がライデンの殆どの攻撃をさえぎるからだろう)。しかし、そんなことはCPU戦ではあまり関係ない。確かにベルグドルは素早く動き回り、攻撃をかわしてくるし、ミサイルやナパームも避けづらい。しかし、気にすることは全然ないのだ。
 開幕では、必ず立ちレーザーを撃つこと。レーザーがヒットすれば勝ったも同然、こちらのものである。転んだベルグドルに、立ち止まったままグランドボムを1発重ねて、バズーカを数発撃つ。起き上がったベルグドルはグランドボムの爆風を避けるように真後ろへ移動するため、バズーカが当たりダウン。次に、グランドボムを2発重ねて、同じようにバズーカを撃ち続ける。すると、起き上がりのベルグドルは同じように後退してバズーカがヒット。10秒とちょっとでベルグドルを破壊できる。
 もし、レーザーがヒットしなかった場合は、ちょっとやっかいだがダッシュキャンセルを巧みに使いつつベルグドルの攻撃をかわすこと。そして、ベルグドルの横ダッシュ攻撃に合わせて横ダッシュレーザーを繰り返せばOK.。

・ステージ5:バル・バス・バウ(ルインズ)

 5面は、初心者第2の関門といわれている。バル・バス・バウに対して、ライデンの武器は決め手にかけると思われがちだが、そんなことはない。敵の攻撃ではフローティングマイン(浮遊機雷)とハンドビットに気をつけること。
 まず、開幕はしゃがみバズーカがヒットする。その後、間髪入れずに敵の逃げた方向へ横ダッシュレーザーを撃つとあたりやすい。
 基本的にバル・バス・バウは逃げに撤する動きをする。また、リングレーザーはライデンのバズーカを打ち消してしまうので確かにやっかいな気がしてくる。しかし、基本的にバル・バス・バウは少し高くなっている遺跡の外周部を動くだけなので、200メートル前後の距離に近付き、下からしゃがみバズーカを当てれば必ずヒットする。バル・バス・バウの動きを見る、近付く、ジャンプキャンセルなどでロックオンする、しゃがみバズーカ、の順で繰り返す。小刻みなレバー操作が必要だが、そこは慣れ。練習のつもりでやってみよう。
 また、バル・バス・バウは、たまにジャンプしながらフローティングマインをばらまくことがある。その場合は、着地に横ダッシュレーザーがヒットする。また、ライデンがダッシュで近づくと、バル・バス・バウは必ずジャンプ攻撃をするという特性を活かせば、その横ダッシュレーザーで落とすというパターンはかなり有効になる。フローティングマインを射出するのが見えてから横ダッシュレーザーをすれば、タイミングばっちり。しかし、ダッシュの方向を間違えると、こちらの硬直時にフローティングマインをまともにくらい、転んでしまう。気をつけよう。

・ペナルティステージ:ヤガランデ(シークレットベース)

 5面クリアまでの平均クリアタイムが35秒(トータル2分55秒。ただし、ラウンド60秒設定の筐体や、対戦勝ち抜きをしている場合は条件が違う)以上になると、警報とともに、お仕置き中ボス君ことヤガランデ氏が登場する。ヤガランデは、機動力こそ低いものの、ライデン以上の高攻撃力&高性能の武器を持つ重装甲のVRで、これを倒すのは初心者には至難の業である。しかし、上級者がきびきびクリアしていけば、まずヤガランデは出現しない。まさにインカム(クレジットの回転率)上げのための中ボスである。とはいっても、ヤガランデにも弱点はある。それは「的が大きいため攻撃を当てやすい」ことと「ダッシュ攻撃中を狙われると転倒しやすい」ことである。
 まず、開幕はしゃがみバズーカで安定。ヒットしたのちヤガランデは左方向(たまに右方向)にダッシュで逃げるので、同じ方向にダッシュして横ダッシュレーザーを撃てばヒット、ヤガランデは転ぶ(もちろん前ダッシュバズーカでも良い)。あとは、距離をとりつつ、グランドボムと立ちバズーカ連射で牽制しつつ(このときにヤガランテが前方に進みながらバズーカを連射してくる場合があるが、その場合はこちらの単発連射攻撃が何回かヒットし、ヤガランテは転倒)、ヤガランデがダッシュ攻撃をしたら、横ダッシュレーザーか、前ダッシュバズーカで再び転ばせる、を繰り返すべし。ほとんど、パーフェクトで勝てるはずだ。
 ただし、あまりヤガランデに近付きすぎると、多方向レーザーや炸裂弾を連発してくるので注意。多方向レーザーはジャンプでかわせるが、乱舞モードに入ると手が付けられなくなる。一旦、距離をとること。
 それでも、「どうしてもヤガランデに勝てないよォ」という人はコンティニューしてみよう。ヤガランデは縮小して、装甲も薄くなる。更に、もう一度コンティニューすればさらに縮小し、バイパーU並の弱々装甲になるぞ。え、「コンティニューはポリシーに反する」って? もともと、こんなズルVRとは戦う必要がないのだ。一度は無視して先の面へ行ったほうが、得るものは多いかもよ。

・ファーストエリア:アファームド(スペースドック)

 さて、ここからがオペレーションムーンゲートの実戦。シミュレーターによる模擬戦ではなく、実際に月面遺跡に向かっているライデンを遠隔操作するという設定。相手は、月面遺跡の自動防衛機構に感応しシステムを侵食され暴走しているVRだ。しかし、ここまでクリアできた人には大して困難に感じないはずである。というより、むしろ物足りないかもしれない。
 基本的にアファームドはダッシュショットガンをメインに使用してくる。単発でバズーカを撃っていれば、ダッシュ硬直に当たりやすい。また、ダッシュにあわせて横ダッシュレーザーを撃てば、当たりやすい。前ダッシュバズーカでの追撃は敵のジャンプ回避が間に合ってしまうことも多いが、その場合は敵のジャンプ攻撃をダッシュキャンセルで避けたのちに、できれば着地をレーザーで狙おう。堅実なプレイで倒せるはずだ。
 また、わざと近付いて敵のトンファー攻撃を誘い、ジャンプしてこれを空振りさせてからジャンプキャンセル、着地と同時に左トリガーの近接攻撃(ショルダータックル)で倒すという手もある。
 アファームドは、開幕時にかなりの高確率でトンファーを振ってくるので、まよわずレーザーを撃とう。断言するが、トンファーよりレーザーの方が先にヒットするのだ。レーザーがヒットしてアファームドが転べば、もうこちらのもの。すこし距離をおいて、再びトンファーを誘い、ジャンプでかわしてショルダータックル。次の起き上がりで、またトンファーを誘いレーザーで焼けば一件落着。

・セカンドエリア:フェイ・イェン(ムーンベース)

 フェイ・イェンは、高機動で動き回るうざったいVR。しかし、攻略は簡単である。
 まず、開幕時はしゃがみバズーカで安定。横ダッシュで逃げるフェイ・イェンに対しては、横ダッシュレーザーで対応すること。しかし、フェイ・イェンのダッシュ距離は長いので、追撃の横ダッシュレーザーはかなり遅目に出す必要がある。
 あとはフェイ・イェンを逃がさないようにつかず離れず中間距離を保ち、しゃがみバズーカの連発を繰り返すだけで、簡単に勝てる。近付いていれば、ハートビームも当たりづらいので一石二鳥である。フェイ・イェンがハイパー化して、立ちハートビームの姿勢をとりビームフィールドをまとったなら、迷わずレーザーをたたき込もう。
 ここまで来て、レバーにまだ慣れなくてフェイ・イェンに逃げまわられ遠距離で戦わざるをえないという人は、単発のバズーカで牽制しつつ(わりと当たってくれることもある)、ハートビームは障害物を利用して避ければOK。あまり好ましくない(美しくない)が、場合によってはタイムアウトの逃げ切り勝ちを狙っても、まあよしとしよう。

・サードエリア:ライデン(デストラップ)

 同キャラ対戦。はっきりいって、この面で敗けることはまずないといっていい。一応、敵のレーザーには注意すること。
 開幕時、敵はかなりの確率でレーザーを発射してくる。その場合、こちらのレーザーも当たるが、「角の交換」(将棋)のような行為は念のためやめた方がいい。開幕には何が何でも右方向へ横ダッシュレーザーをオススメする。相手が左方向に逃げるとき以外は、必ず当たるので、有利にことを運べるだろう。
 あとは、横ダッシュバズーカをメインに使ってくる敵ライデンに、うまく単発バズーカか、前ダッシュバズーカ、横ダッシュレーザーを当て続けるだけでクリア可能である。もちろんスキだらけなので立ちレーザーを当てる機会も多い。ただし、こちらの攻撃のタイミングが遅れると敵ライデンはジャンプをして攻撃をかわす。相手がジャンプレーザーの姿勢をとったときはこちらもジャンプしてかわすこと。ジャンプバズーカやジャンプボムだった場合は、攻撃をかわしてから着地をレーザーで狙うべし。
 もう一度言うが、敵のレーザーだけには気をつけよう。

・ファイナルエリア:ジグラット(ニルヴァーナ=涅槃)

 さて、ついにラスボスの登場である。ラスボスは、普段は銀色の多足歩行形態だが、たまに金色の砲台形態にモーフィングする。
 歩行形態の時は、リングレーザーやフローティングマインをばらまきながら、たまにファランクスとチェーンレーザーを撒き散らすという、いやな敵だ。この形態の時は、攻撃は殆ど効かないので、これらをかわすことを主体に動くこと。前ダッシュバズーカなどで回りこむように回避して、機体の向きを調節しておくのが楽である。
 しばらくするとジグラットは、その場で回転をしたのち一回通常攻撃をしてから、金色の巨大なレーザー砲へと変形する。このレーザー砲は、砲身を回頭させつつ扇状に極太レーザーを撒き散らすという、とんでもない兵器である。このレーザーに当たったらひとたまりもないが、実はこの時こそ攻撃のチャンスなのである。上手く回り込んでいればレーザーに当たることはないので(砲台の向きに注意)、こちらのレーザーを叩き込み、銀色に戻るまでの残った時間は単発のバズーカを撃ち続ける。
 2回目に金色に変形したときに、もう一度レーザーを打ち込めばジグラットは終わりである(2回目の変形時はジグラットが動いていることが多いので、ねらいを外さないように注意。念のためジャンプキャンセルで向きを修正しておこう)。ジグラットのゲージの残りにもよるが、場合によっては単発バズーカ連射でもかたがつく。
 また、変形時にライデンがジグラットのそばにいれば、ライデンの2回目のレーザーのチャージがギリギリ間に合い、1回目のモーフィングでジグラットを破壊できる。その場合はまずレーザーを撃ち、単発バズーカを4発連射してからレーザーを撃つといい。


BACKPREVNEXTTOP PAGE