多分、今までの人生において、たけうちは、この作品より面白いものを読んだことがないし、この作品よりどきどきわくわくしたこともない。それくらい、面白かった記憶がある。
冒険の物語と、それを読む少年。でも、その少年すら読者である自分に読まれている。その構図が、ガキだった自分にとってどのくらいインパクトを与えたのか、今からでは想像もできない。
小説を映画化した作品に対して、不信感を抱くようになったのも、この作品からだったような気がする。映画「ネバーエンディングストーリー」は、続編を作るべきではなく、リメイクの必要があったのだと思う。