経済危機&身内の芝居三連発の1999年4月


4月1日(木)

 エイプリルフールであるということは世間一般に浸透しているが、別にウソなら毎日ついてるはずなので、まあいいかと思う。歴史的には、雇用機会均等法とコンビニでのドリンク剤の販売とか何とかが話題になった日。
 昨日、プリントアウトしたチラシを主宰にチェックしてもらおうと思い、RTS君宅へ。


4月2日(金)

 面接はどうやら不採用だったらしい。まあいいや。また、おもしろそうな仕事をさがそう。
 今日の練習場は旗の台。といっても今日は、丸さんは仕事、ちえ象さんはATTACKの稽古、上島さんはLRPの稽古、イトウ君は自主映画の撮影…というようなことが重なって、役者がいない日になってしまった。
 せっかく、ゲストで元「笑人料理」の真希子ちゃんが遊びに来てくれたのに。  ちなみに、真希子ちゃんはTOM君の高校時代の友人なのだ。しかも、丸さんと真希子ちゃんが、今月下旬に同じ舞台に出演することが最近になって判明。でも、丸さんは「真希子ちゃんが僕らと知り合いだ」ということを知らないし、真希子ちゃんは「僕らと丸さんが知り合いだ」ということを知らない。世間は狭い。
 今日のおまけ。真希子ちゃんが、「最近、こんな本を読んでるんですよ」と、ある文庫を見せてくれた。それが『すべてがFになる』だったから、なんだか笑えた。


4月3日(土)

 晴れはしたが、やっぱりちょっと寒々しい。桜の咲き具合を確かめに、林試の森まで行ってきた。桜は咲いていたものの、やっぱりちょっと寒かった。
 ミスタードーナツが、ドーナツ半額だったので、立ち寄る。今回のプレゼントから点数券が全店共通になったのは喜ばしい事だと思う。
 「ポケモンスタジアム」のマスターボールカップをようやくクリア。「なみのりピカチュウ」をGETする。


4月4日(日)

 駒沢公園までバイクで花見に行ってきた。桜は満開で、流石に大勢の人で賑わっていた。でも、やっぱりちょっと寒いかも。
 今回のミスドのプレゼント商品のペーパーラックは、割といい感じ。CDケースに丁度いい。


4月7日(水)

 昨夜、RTS氏宅へ出向いたのだが、まあいろいろと話が長くなってしまって、気づけば朝。仕方ないので、帰ってからちょっと寝る。
 で、今日は、ヨモ氏が脚本提供した劇団Sparksの公演。東中野のエウロスという小屋まで行ってきた。決して、つまらなくはなかったが、ヨモテイストの脚本が灰汁抜きされてしまっていた印象。その灰汁が美味いのに、ともちょっと思う。善くも悪くも「普通」といった印象になってしまったのが惜しい。でも、どうなることかと思われた今回の企画がカタチになってくれて嬉しい。ホっとした。
 今回の脚本が、「Sky Theater PROJECT」作品として再び日の目を見ることも、ひょっとしたら、あるかもしれない。まあ、そのときはスピッツの「愛のしるし」という感じだ。それもまた、観てみたい気もする。


4月8日(木)

 現状は好転せず。また、履歴書をしたためる。ちょっと、面倒。何もしなくても次の月はやってくるのだ。運悪く、臨時のバイトをひとつのがす。おしいことをした。
 ミスタードーナツの収納BOXは2ヶ目をGet。ちなみに「ヶ」はカタカナの「ケ」ではなくて「箇」の略字である。中国の略字だと「个」であるけど意味は同じ。「け」と読まないように注意。…どうでもいいことでした。
 ヨモ・RTS・リンちゃん・上島嬢らは、明日、Sparksの芝居を観に行くようだ。スターは撮影だし。するってぇと、明日の稽古はちょいと淋しくなるかもな。


4月10日(土)

 昨日の稽古場は旗の台。とはいっても、殆どがSparksの公演に行ってしまったので、淋しい稽古になった。肉練(トレーニング)につきあったのだが、筋肉痛のもとだな。補強が足りない。今週の稽古には丸さんが来た。先週の真希子ちゃんと入れ違いだ。どうにもうまくいかないものである。
 昨夜は、Sparksの公演から帰ってきたヨモがちょびっと落ち込んでいた。「One Way Ticket」のオリジナルの脚本を読ませてもらい、納得。そういうこともあるのだよ。
 で、朝までRTS君もまじえて話し込んでしまったため、朝帰り。
 夕方には、大井町のイトーヨーカドーまで買い出しに出る。TOM君とホシノ君の共同で夕食を作ってくれるということだったので、ちょっとだけ食費が助かった。


4月11日(日)

 一昨日の徹夜で生活リズムが若干くずれたのだが、ちゃんと早起き。はるばるモノレールに乗って、東京流通センターで開催された「ポケモンフェスティバル'99春(東京大会)」へ行ってきた。大雨警報が出るほどの雨だったにもかかわらず衰えることのない客足に、少々ビビりつつも会場へ入る。
 6月発売予定とされている「ポケットモンスター」の続編「金&銀バージョン」の情報も少しは見られるかもと思っていたのだが、そんなことはまったくもってなく、メインの出展は「ポケモンスナップ」、「ポケモンピンボール」、そして「ポケモンスタジアム2」だった。特に、「ポケモンスタジアム2」は要注目ってところだ。
 でも、そんなことはさておき、会場のメインは「ポケモンカードGB」のカードポン。入口から入るなり、カードポンに群がる烏合の衆は、まるでマカロニ広場のハピルのよう。失礼な餓鬼の群れはもちろん、礼儀正しいお子様、子供よりゲームに詳しいお母さん、幾つもゲームボーイを持った(持たされた?)お父さん、内気なゲーマー、コスプレのお兄さん、微笑ましいカップル、よくわからないオジさんなどなど、まさに老若男女との終わることなきユニゾンは、予想していたこととはいえちょっと疲れる(楽しかったけどね)。しかし、おかげで幻のポケモンカード「ミュウLv.15」をGETすることができた。幻のポケモンカード「フシギバナLv.64」が手に入らなかったのは残念無念。「ポケモンカードGB」を知らない人にはチンプンカンプンの文章かもしれないが、あえて補足説明はしないでおく。面倒だからね。
 ピカチュウカーに別れを告げつつ流通センターをあとにして、ポケモンついでにポケモンセンタートウキョーにも立ち寄ることに(この間、行けなかったからね)。が、行ってみたら行列&入場制限。小学校の春休みも終わったはずなのに何故だ? と思うが店内に入ってみて合点がいく。僕らと同じように流通センターからやってきたお客が多かったのだ。だから、僕らが店を出る頃には行列は存在していなかった。ナンデヤネン。


4月12日(月)

 金曜日の稽古に行けるかどうかわからなくなったので、上島さんと伊藤君に渡すよう頼まれていた丸さんの芝居のチラシとチケット(当日清算券)を郵送する事にする。
 先週はヨモがらみの芝居。今週はちえ象さん出演の芝居。来週は丸さんとマキコちゃんの芝居。こういうのをジェットストリームアタックというんだろうな。ちえ象さんの芝居は、水曜日に観に行くことにしよう。


4月14日(水)

 昨日は、RTS宅で朝を迎えてしまった。アルフレードが死に、サルヴァトーレが大成した頃には朝だったのだ。昨日のエグザスの面接はどうやら、長期を希望しているようなので、出直す。
 軽く寝るが、宅配便に起こされる。郵便局に行って、銀行で振込みをし、ユーズで面接をしてから、ちえ象さんの出演する芝居を観にホシノ君と池袋へ。
 芝居自体は退屈だった。青い鬣の踊るちえ象さんが見られただけでもよしとしよう。平日に行ったのに、何故か、リーダーレスキューやワカメさんや上島さんらも観に来ていた。来ないはずだったヨモとかもきて、そりゃもう街は大騒ぎさ。
 RTS君宅のブラウザの不調のせいか、掲示板のログが消えてしまう事件が。ちょっとショック。


4月15日(木)

 今日はユーズの仕事で水道橋。それから新小岩と神泉。
 本屋に行く。メディアファクトリーから出版されている森博嗣氏の著書が欲しかったが我慢。メフィストに元師匠の名があったので、ちょっと手にとって見る。欲望に抗えず高畑京一郎の「ダブルキャスト」を購入してしまう。経済的打撃。
 SHUN君が「ポケモンスタジアム」を取り上げに来た。「2」がでたらまた貸してもらおう。それまで、ポケモンを育てておくか。
 あと、ミスタードーナツで「TOFUドーナツ」という新製品を試食。今月末から発売されるのだとか。もちもちした食感だった。


4月16日(金)

 今日の仕事は麻布十番へ。  麻布十番の商店街で「赤い靴」の題材となった女の子の像を発見。
 地元にも「赤い靴」の母子像がある。地元が生まれた場所で、麻布十番が亡くなった場所なのだそうだ。同郷だったらしい。
 仕事は単純作業だったが、ちょっと梃子摺った。稽古場に行くのが遅くなってしまった。


4月17日(土)

 昨日、不在郵便案内通知が届いていたので目黒郵便局へ。不在だからといって、いちいち持って帰られてしまっていたら、年中不在の身が持たない。なんとかならないものか。
 目黒本町から小山へ、普段歩かないような道をセレクトして散歩する。


4月18日(日)

 生憎の雨。遅い目覚めと何気なく過ごすことで浪費する時間。
 パルムにお買い物。100円ショップとか何とか。
 イラストロジック誌の懸賞用に20×20のピカチュウを作成してみる。なかなか自分では上手く出来たつもり。


4月19日(月)

 雨の中、仕事で板橋と調布へ行ってきた。思ったより早く仕事がはけたので、大崎へ行ってみる。大崎ニューシティの奥にできたゲートシティへ行ってみる。割と広々とした場所なんだけど、コンセプトがイマイチよくわからない。いろいろあるけど、何もないって感じ。CLUB SEGA大崎にも、特に何も無かった。
 それから、今日は珍しい人に会った。ヨモの元クラスメイトの女のコ・通称「ジャッキー」。約1年ぶり。大学を卒業して自衛隊に入っていたのだが、最近、辞めて公務員予備校の講師を始めたとか。自衛隊での土産話を聞いた。何かのネタになるだろう。


4月20日(火)

 「One Way Ticket」の脚本を整理してライブラリに加える。この芝居のオリジナル版が日の目を見ることはあるのだろうか。「ただいま」も舞台になったくらいなのだから、是非とも実現して欲しいと思う。


4月21日(水)

 今日は研修の予定だったのに、急遽、変更になって、原宿から表参道、神宮前へと調査の仕事。
 いつの間にか原宿駅前の感じが変わっていて驚く。表参道側の改札前が、全然違う風景になっていた。1日中、歩いたので疲れた。


4月22日(木)

 仕事で水道橋から、立川(正確には西国立)と世田谷(駒沢大学)の二ヶ所をまわらなければならなかったので、ちょっとしたアドベンチャー。中央線で立川まで行って、南武線で西国立へ。さらに、南武線で武蔵溝ノ口を経由して、東急田園都市線の溝ノ口から新玉川線の駒沢大学へ。多分、これが最短で交通費も最も安いコースだと思うんだけど…どうかな。
 仕事があがったとたんに、RTS君からTEL。次の公演のチラシを、「劇団たっちゃぶるS」に折り込みに行くってことだったので、ホシノ君ともども付き合うことにする。小屋は、新宿の「シアターゆたか」という場所。
 新宿に来たついでに、あちこちまわる。
 イエローサブマリンで、トレーディングカードのレアカードがバラで売っていた。何故か持っている「遊戯王デュエルモンスターズ」の「光の護封剣」のカードが3500円で売っていて驚いた。そのうち、「ポケモンカード」のキラカードを買いに来よう。
 新宿ジョイポリスに「バーチャロン・スペシャル」が入ったという話だったので、早速、プレイする。梅田の「HEP FIVE」にはすでに入っている大型のモーションライドでぐりぐり動くという噂のバーチャロン(オラタン)だ。実際、痛いくらいよく動いた。片方のマシンが調整中で、一人用しかできなかったのが残念。


4月23日(金)

 一昨日に引き続き、原宿で仕事。途中から雨が降ってきて、最悪な事態に。徒歩の調査の仕事で雨はツラいよね。傘を持ち歩かないたけうち、傘を買う。


4月24日(土)

 今日は仕事なし。ホシノ君はバイト。割とヒマ。通常モードのたけうちなら滅多に無いことだが、テレビを見てすごす。
 ホシノ君のバイトが思っていたより早めに終わったので、明日に予定していた劇団たっちゃぶるSの芝居を観にいくことにする。つまらないというわけでもなかったが、面白くもなかった。おいしいネタ的な部分も無いわけではないが、ちょっと下品なところがマイナスかな。でも、マキコちゃん&丸さんの共演が観られたので、個人的には満足。


4月25日(日)

 目黒郵便局へ行ってから、気まぐれに学芸大学まで歩くことにする。すると、「地震の学習館」という施設を発見。博物館というよりは万博のパビリオンのようだ。どんな場所なのか、ちょっと覗くつもりで入館したら、半ば無理やり案内され、あれよあれよという間に地震体験や初期消火体験などをやらされてしまった。
 正確には目黒区防災センターの展示フロアだったらしい。誰が来るんだろう、と疑問に思ったが、地元の小学生が中心なのだろうということは目をつぶっていてもわかる。


4月26日(月)

 今日は短期のアルバイトの面接。恵比寿で2ヶ月なので、できればやりたい仕事である。が、こればっかりは神のみぞ知る。
 「ブレイクエイジ」の最終巻をようやく購入。ついでに「ポケットモンスタースペシャル」の最新刊(5巻)も購入してしまった。金欠なのに。
 この個人サイト上で、昔のお仕事(脚本)の一部を掲載していたのだが、前の会社からクレームがついたらしいので、すべて削除することにした。どうやら、まずかったらしい。この場を借りて謝意を表します。
 今日のおまけ。何気にテレビをつけたら、山城新吾が出演していたサスペンスドラマの舞台が母校のR大学。しかも、大学名は『横浜中央大学』となっていて、理科系の大学という設定だった。大笑い。


4月27日(火)

 今日は五反田でダイレクトメールのお仕事。めずらしく4人で入った。他の3人が大学生だったので、ひさびさに「学生ビーム」を浴びせられた気分だ。
 ヨモ君から『森博嗣のミステリィ工作室』(メディアファクトリー)を借りる。ちょっと読んでみたけど、文章が心地よくて、面白い。森氏の言っていることは理解可能だが、本文中の「〜などと評されたが」とか「あちこちで〜みたいにいわれますが」とかいう部分は理解不可。そんなこと思ったこともないからだ。


4月28日(水)

 何故か豊洲。遠いよ豊洲。相変わらず、公団は人外魔境。一日中歩いて足は棒のよう。
 今日は、気まぐれに「特殊」ということについて考えてみる。「自分」あるいは「個」という集合、「特殊」という集合、そして「一般」という集合を思い描いて欲しい。これらの3つの集合はどのように配置されるか、というクイズを出してみよう。正解は、まず「一般」という全体があって、その中に「特殊」という集合があり、さらにその中に「自分」あるいは「個」がある、という形。でも、経験則的に、多くの人が、名前のない全体の中に「一般」と「特殊」を置き、そのどちらかの集合に「自分」あるいは「個」を配置したがるようだ。こういった視点が、多くの問題を引き起こす原因のひとつになってると認識。だからどう、というわけではないんだけれどね。
 「ピカチュウげんきでちゅう」のエンディング、ホシノ君、大泣きで手がつけられなくなる。考え方によっては、非道いゲームかも知れないな(笑)。


4月29日(木)

 緑の日。ホシノ君が、童話の原文に興味を持ったようなので、「ペロー童話集」を紹介する。17世紀にシャルル・ペローが民間伝承を元に童話としてまとめた世界でも最初の童話集で、内容は後のグリムのものより伝承に近い。例えば、「赤ずきん」。主人公の女の子は、ハッピーエンドのグリム童話と違って最後に狼に食べられて終わる。教訓は、要約すると「知らない男のベッドに入るな」かな。訳本は岩波文庫から。
 そういえば、最近のベストセラー本の影響で「本当は怖い」童話とか「ホントは残酷な」童話などというフレーズをよく見かける(このタイミングとばかりに「大人のための残酷童話」が文庫版で復刻していたのには笑った。早すぎたんだね。でも、今復刻したら逆に二番煎じと思われてしまうんじゃないか?)。これらに共通する「本当は」という部分の意味が理解できなくて苦しんでいる。どういう前提で「本当は」なのだろうか。何か童話に対する、言わずとも誰でも知っている共通認識があるのかも知れない。う〜ん、意味不明。
 気まぐれにゲートシティ大崎に脚を運んでみた。用があったわけではないが。「もとまちユニオン」ではビール券が使えるということがわかった。ラッキー。
 五反田のアムネットに行くと、「ポップンミュージック2」、「ビートマニア 4th MIX」、「ダンスダンスレボリューション 2nd MIX リンクバージョン」が稼動していた。ひとつずつプレイ。もうプレイする事はないだろうと思っていた「ビートマニア」も新曲ばかりなら、けっこう面白い事が判明。「ポップン」は新曲に演歌が入っていた。どれもなかなかいい感じである。


4月30日(金)

 今日の職場は鶴見。地図に示された場所に行ってみたら、あるべき場所に販売センターがなかったのでびっくり。電話して新しい場所を確認。おかげで、遅刻してしまった。仕事は一日、暇だった。日差しが強かったので、日焼けしたかも。
 稽古は旗の台。「One Way Ticket」の脚本が読み合わせに使われていた。こうしてみると、いい脚本だと思う。


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